33.人生の不条理さに向き合う★映画「よこがお」観た感想は・・・

7月28日・・・テアトル梅田にて
今日は、26日金曜日に封切られた映画「よこがお」の舞台挨拶付き上映に行ってきました。会場は超満員で、立ち見も出ていました。やっぱり実際に映画に出演された俳優さんや監督さんにお会いできるというのは、映画製作の裏話なんか聞けたり、人間性が垣間見えたりして楽しいですね。
 ◆テアトル梅田でのディスプレイ◆
この映画は、8月7日(現地時間)からスイス・ロカルノで開催される第72回ロカルノ国際映画祭国際コンペティション部門に正式出品されることが決定しました。深田監督と筒井 真理子さんも参加されるそうです。

物語は・・・周囲からの信頼も厚い訪問看護師の市子(筒井 真理子)は、1年ほど前から看護に通っている大石家の長女・基子(市川 実日子)に、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。ニートだった基子は気の許せる唯一無二の存在として市子を密かに慕っていたが、基子から市子への思いは憧れ以上の感情へと変化していった。

ある日、基子の妹・サキ(小川 未祐)が失踪する。1週間後にサキは無事に保護されるが、誘拐犯として逮捕されたのは意外な人物だった。この誘拐事件への関与を疑われたことを契機に市子の日常は一変。これまで築きあげてきた生活が崩壊した市子は、理不尽な状況へと追い込まれていく。

まずは、筒井 真理子さんが本当に素晴らしかったです。この物語の主人公、市子を演じられるのは、筒井 真理子さんをおいて他ないと思いました。上映後の舞台挨拶で、深田 晃司監督もいらっしゃったのですが、監督によると、脚本が出来る前の段階から、筒井さんに本作のオファーをされていたそうです。犬のシーンと笑うシーンがとっても印象的で、監督から熱いラブコールを受けるのも納得の筒井さんの演技力でした。

◆上映後の舞台挨拶◆ とっても楽しいひと時でした♪

物語が進むにつれ感じたことは、真面目に仕事をして生きてきた主人公の市子が、自分の意思とは関係なく、人生の歯車が少しずれてしまい、それがどんどん、ドンドン大きくなって、これでもか~っていうぐらい、不幸の淵に追い詰められてしまう何ともいえない不条理さでした。いったい何で市子は、こんなつらい目に遭わなきゃいけないのか。彼女がどんな悪いことをしたというのか・・・いつの間にか市子に感情移入していました。そして、やっとのことで市子が復讐を果たした!と思ったのに、またまた市子は打ちのめされてしまいます。ここらへんからラストにかけては、頭の中が追い付かなくて、もう一度観ないと、どうにもスッキリしません。

基子がテレビのインタビューであんなことを言った原因は、私が思ったことで正解なのか?市子と和道(池松 壮亮)の今後の関係はどうなるのか?そして入水したのは市子なのか?それとも他の誰かなのか?最後は一体どうなってしまうのか?
できれば皆さんもぜひ一度ご覧になってみてください。心の深~い部分に感じるものがあるかと思います。
深田監督と筒井 真理子さんが組んだ『淵に立つ』すごく気になってきました。今度観てみようと思います。